保護されるまで、ちゃーたんは
暗ーい家の中で半ば飼育放棄に近い形で
無関心に放置されていたそうです。
ただそこにいるだけの子だった、ちゃーたん。
現在の保護宅でのちゃーたんは、特に不安定な所も見せず、思った以上に普通に甘えん坊で、もう募集開始しても大丈夫そうな程です。が、時々ふと「嗚呼、普通じゃない環境にいたんだね」と思わせる節がチラッと見えます。
例えばおもちゃで遊ぶ時、人が動かしているヒモにはあまり反応せず、ぶらーんぶらーんってぶら下げっぱなしなヒモにはすっごく反応する。ネズミのおもちゃには反応しないけれど、紙を丸めてポイッて投げたものには速攻反応。
・・・・・・・切ない。
ホントに人に相手してもらってなかったんだなって。
自分で遊びを探して楽しむしかなかった子なのかなって。
人に裏切られていたというのに、それでも人を大好きなちゃーたん。
・・・・・・切ない。
保護された当初は無表情なちゃーたんでしたが、
わずか数週間でそんな過去のちゃーたんなんて
想像できないほど明るいお顔になってきています。
毎日スリスリゴロゴロなでなでを要求し、
キラキラまんまるお目目で見つめてきます。
そして時には渋い表情で寝ることも(笑)。
猫は人をよぉーーーっく見ています。
自分を好きでいてくれる人、自分に無関心な人、
自分が愛されているか、愛されていないのか、
敏感に察知します。
愛され顔になってきたちゃーたん。
あなたをもっと愛して可愛がってくれる人は
きっとどこかにいますからね。
そしてもう1匹、ちゃーたんに負けない勢いで人馴れが進んでいる子がいます。
がっちゃんのお母さん。
まだ怖がりながら擦りよって来る感じですが、人が手や指を出すと「スリーン、スリリーン」と喜んで顔や体をくっつけてくれます。
ちゃーたんが正面からズドーンって甘えてくるのに対して、
がっちゃん母様は後ろから控えめに甘えくる感じ。
正直なところ、生粋の野良猫で、しかも出産経験のある警戒心旺盛な母猫が、こんなに早く人になれてくれるとは思っていませんでした。年単位での長い時間を掛けての里親さん探しになるとふんでました。が、案外よい手ごたえ。むしろ保護宅の猫ダイゴローの方が野良っぽく、がっちゃん母様はダイゴローの領域をわずか数週間で超えてくれました。
まっくろ美猫さん。 これからが楽しみです。
★書いた人→代打・リナ
※現在コメント返しをお休みさせていただいてます。
それでもいいよぉーという方は是非ともよろしく。
感謝の気持ちで全て読ませていただいています。
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