避妊手術の為に捕獲したお腹の大きい子が仔猫を産んだお話の続編です。
(9月24日の「あぁ、神様!」見てね♪)
その経緯を皆さんにも知ってもらいたいなって、思ったもので…。
実は、9月の我孫子の譲渡会で、ひときわ手入れをされていない仔猫二匹が目に付いたんです。生後2ヶ月半。
保護主さんにお話を伺ったところ…
保護主さん:「●●の公団住宅が大規模な建て替えをしていて、この子達は元々地域猫の子なんです。昨日の夜、保護できる子だけでも保護してきました。だから、何も医療行為をしてあげられませんでした。すみません。」
私:「この子達は、今日決まらないとどうなるんですか?」
保護主さん:「助けてあげたいのですが…放すしかないんです…。自分もそこに住んでいるので、飼ってあげることが出来ません。でも、これから工事が始まり、高いフェンスが築かれ、トラックが行き来する中にこの子達が取り残される事が辛くて、出来る事がないかと…。ここの譲渡会を知り、電車とバスを乗り継いで来ました。」
私:「あと、どれだけの猫がいるのですか?」
保護主さん:「常に居るのが、生後4ヶ月位の子が4匹、この子達の兄弟が2匹、あとは成猫4~5匹です。」
私:「まず、母猫達を避妊手術しましょう!経験豊かな母猫達は、わが身一つなら何とか地域猫として生きていってくれるでしょう。でも、仔猫達の保護先は…んん~…。」(ここで、ボラ仲間の人達が瞬時に強力タッグ組む。持つべきものは仲間です!)
保護主さん:「猫達が助かるのなら、掛かったお金は全て出します!一匹でも助かって欲しいんです!」
私:「では、まず、避妊の猫、仔猫を捕獲しましょう!」
と、始まった保護大作戦!
全員が、保護主さんの「猫達に生きて欲しい!」という切実かつ誠実な思いに動かされました。
人間の都合で山が切りくずされ、行き場を失う野生動物のように、人間の住環境整備の為に何代も生きてきた地域を失う猫達…。
何がいいとか悪いとかではなく…ただ、ただ、切ない…。
だから、人間の一員として、出来る事しなきゃね、って思っちゃいまして…仔猫5匹、成猫3匹の捕獲に成功!でも、これ、全部、ど素人の保護主さんが捕獲したんですよ~!すごいです!猫達を助けようとする必死の想いが伝わりました!
動物を飼っていない普通の人が、毎日目にする猫たちの微笑ましい光景がこわされる時、勇気を振り絞って立ち上がってくれたんです!
とってもステキなご夫婦です。汗だくになりながら、蚊に刺されながら、傷だらけになりながら、猫達を一匹、一匹捕獲してくれました。
その方々の勇気と慈愛に比べたら、私がしたことなんてくそおまけです。
ということで、捕獲した猫が仔猫を産んだのは…これもおまけ…♡
神様のちょっとしたスパイスなのかも…。
長くなりましたが、見てください、子ギャングたち。
避妊手術の為に捕獲したマミー&4にゃんず、正式に初お披露目です。
お申し込み受付中!
P・S
私の他にも数名の有志がこの捕獲作戦に
かかわってくれています。感謝 m(_ _)m。